転職時に提出する履歴書については、文具店やコンビニで購入したものか、転職サイトなどページからダウンロードし、パソコン画面上で入力し、印刷したものを応募先の企業へ送付していると思います。
面接官側からしますと、応募者から送られてくる履歴書は、見事なほどに同じような書式で、同じ内容が書かれています。この時点では、応募者各自の個性や人柄の違いなどは、全く分かりません。
履歴書の書き方で有利になるポイントと不利になるポイントは
履歴書は、ある意味「あなた」という人物のプレゼン資料であります。何かの商品をあなたが売り込む資料を作るとしたらどうでしょう。
既成の書式の定型フォームを単純に埋めただけの資料を郵送して、選ばれるでしょうか。選ばれるとしたら、ものすごくラッキーなことです。
他の方とどこのあたりがどのくらい違うという内容でプレゼンされれば、採用が決定するわけではありませんが、採用担当者は会ってみたいと考えてくれる可能性が高まります。
数10年前から、99%の人が既成の定型フォームで書いています。
本気で、あなたという人物を入社させたいと思うのなら、既成の定型フォームにこだわるのではなく、あなたという人物の良い特徴をたくさん書いて応募する方が良いです。
もし、定型の書式を使わないと不安があるのであれば、定型書式の他に自己紹介や自己PR、志望動機・資格などについて、書くべきです。
ほとんどの方が使っている書式を例にして言えば、志望動機の欄が小さすぎます。職歴と一緒に別紙に書いた方が目にとまります。たまに書き忘れたのか、自分で整理ができていないのか、志望動機の欄が空欄の方がいます。
志望動機とは、なぜ入社したいのか、どれくらい入社したい気持ちが強いのかを企業に伝えるものです。採用担当によっては、志望動機を何より優先する人もいるくらい重要な部分です。
志望動機が空欄の履歴書では、入社したい気持ちがあるのかどうかが、分からないです。志望動機が空欄の履歴書を受け取った担当者は「とりあえず応募してみたのか」という印象を持ち、面接の連絡もされないでしょう。
履歴書の志望動機の書き方|職歴と一緒に別紙に書くのがおすすめ
資格を持っていない方は、資格欄に書くべき資格がないことを不安に思っているようですが、前述の志望動機とは違い、持っていないのであれば、「なし」と書いて良い部分です。
時々、資格がある方が有利であろうと考え、「◯◯の資格を受験予定・勉強中」と書いてくる方がいます。事実であるなら良いのですが、勉強中かどうかは、その後の質問で明白になります。
まだ何の準備もしていないのに、受験予定や勉強中と書いてしまうと、逆に大きなマイナス印象になります。
また、資格の内容については、従事する仕事に全く無関係の資格は書かない方がいいです。何か書いておきたいという気持ちはわからなくはないのですが、あまりにも無関係すぎると、普通の社会的なコミュニケーションが取れにくい人と見なされる場合があります。