転職面接とは、自分の人生において大事な節目となる真剣な場のはずです。
しかし、時々こういう質問をする方がいます。
面接で、好印象になる色選びは、どうすればいいのか?
ネクタイピンは、つけた方がいいのだろうか。
あるいは、「暑い季節は、転職面接の時期には世の中もクールビズですし、服装についての記載しだから服装はノーネクタイでも大丈夫なんでしょうか」
面接官の立場から解説します。
面接時のネクタイの色選びで、好感度を上げて有利になれるか
ネクタイを何本か持っているのなら、尚更ですね。
どのネクタイをつけていけば、好印象になるだろう。
好感度を上げて、有利になるには、どのネクタイがいいだろう。
悩みますね。
面接の時には、胸から上だけが、面接官に見えています。
そんな状況で、面接官に印象を与えるのは、やはりネクタイです。
何色を選べばいいのか。
好印象を伝えられるのか。
人は、色から印象を受けるようにできています。
面接時に向いているネクタイの色は、ズバリ「青系」「赤系」です。
青系ならば、誠実さや知性的なイメージを、相手に伝えます。
赤系は、積極性や情熱を伝えます。
面接の場面では、この2つのどちらかがいいでしょう。
他には、黄色系・緑系・ピンク系・グレー系・茶系など、ネクタイの色はたくさんあります。
しかし、一般的に、面接官が望んでいる応募者のイメージは、真面目・素直・元気・やる気ですので、「青系」か「赤系」の色を選んでおけば、間違いはありません。
また、柄も色々とありますが、期待される応募者イメージから考えると、レジメンタルやドットが、おすすめです。
避けるべきは、キャラクターやブランドロゴ、あるいは子どもっぽい柄のネクタイは、やめておいた方がいいです。
面接時のネクタイピンはつけた方が良いのか
ネクタイの色の次は、ネクタイピンをつけるべきか、つけなくても良いのか、です。
つけた方が良いのなら、どんなタイプのピンが良いのか、ですね。
面接官の立場から、結論を言いますと、「面接」という場面では、つけていても、つけていなくても、あまり重要ではない要素です。
ネクタイピンをつけていないと何が起きるのか、お分かりでしょうか。
一番明確なのは、会食(食事)の時です。
食事の時の姿勢は、多くの場合、若干前にかがみます。
この時に、ネクタイピンをつけていないと、飲み物や食べ物で、ネクタイを汚してしまう可能性があるのです。
ですので、面接の場面でのネクタイピンの有効性を考えた場合、実用的な意味はありません。
あるのは、ファッション性の意味だけです。
ですので、面接の場面に限定すれば、つけていなくても、つけていても、面接官の印象は大差はありません。
面接時のネクタイ|服装の記載なしならノーネクタイでも大丈夫か
例えクールビズの季節でも、転職面接は真剣勝負の場のはず。後悔しないためには、服装はスーツにネクタイは常識。
たまに聞かれることですが、「夏は暑いし、世の中はクールビズだから、転職面接の時に、服装は「ノーネクタイ」「ノージャケット」でもいいでしょうか」
それは、NGです。
面接には、普通にネクタイをして、行く方が後悔しない。
転職面接は重要な場面、当然服装も
転職面接は、面接官との初めての対面の場のはずです。
中には、初回から社長や役員が転職面接に立ち会う会社もあります。
入社希望の会社では、基本の服装はクールビズだが、「お客さんと会うときなどは正装(ネクタイ着用)で」としているかもしれません。
参考までにいうと、筆者の会社でも、初めてのお客さんのお宅へ商談に向かうとき、営業の服装はスーツ+ネクタイです。
そういう会社では、面接官もスーツネクタイ着用の可能性あります。
転職面接の場で自分が軽装で相手がネクタイにスーツ|どうする?
もし、相手の面接官や役員社長がスーツにネクタイで面接の席についたときに、あなたの服装が私服ノーネクタイの場合、後悔しませんか。
もしかすると、服装などについては、全く気にしない面接官であり社長かもしれません。
「私服で来て下さい」と事前にいわれない限り、ビジスマン・ビジネスウーマンとしての正装の服装で、転職面接にいくべきです。
それはクールビズに限らず、服装に自由な会社であってもです。
相手の性格が分からない初対面の場では、最善の姿で臨むべきです。
面接時のネクタイの結び方は?
面接時のネクタイの結び方について解説します。
普段から、ネクタイを閉めている人は、迷いもなく、いつもの結び方でネクタイを締めると思います。
しかし、普段あまりネクタイをしない人は、面接に、どうすればいいのか、迷いますよね。
ネクタイの結び方の違いは、結び目の大きさに、現れます。
「面接にこの結び方」というものは、実はありません。
しかし、あまり結び目が大きいと、面接官の立場からすると、ついつい視線が結び目に行ってしまうことがあります。
そういう意味では、一番結び目が小さい「プレーンノット」が、おすすめです。
その他の結び方には、「セミ・ウインザーノット」「ウインザーノット」「ダブルノット」がありますが、何も結び目が大きくなります。
まとめ
転職面接は、あなたの人生の中で、重要な面接の節目です。
面接官や役員・社長の価値基準が分からない段階(面接の場)では、スーツにネクタイで、「堅い人」ぐらいのイメージで全然OKです。
面接会社の前までと帰りの時間では、ネクタイを外して、スーツを脇に抱えている状態で宜しいと思います。
受付をする前の段階で、会社の近くまで来たら、スーツのとネクタイを身に付ければ良いです。
転職面接の真剣勝負には、後で後悔をしないように、やった方がいいかもしれないことはすべてやっておくべきです。
きちんと上着を着ていくべきか・・・なんて迷うまでもありません。
転職面接の真剣な場面では、最善をつくしましょう。
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