転職面接に期待を持ってのぞんだが、面接が終わって、応募した会社から出てくる頃には「落ちたかも」と感じることがあるかもしれません。
それは、面接官の表情や態度に、あなたが何かを感じたから、そう思うのでしょう。
しかし、本当にそうかもしれませんが、質問にうまく答えられずボロボロの状況だったのに「受かった」という人もいます。
逆に面接官といい感じのコミュニケーションが取れたと思っていたら、落ちていたというケースもあるのです。
面接落ちたかもしれない!面接官の表情と態度に変化が
面接の直後には、応募者は、いろいろなことを想像していると思います。面接官の個性による部分もあり、一概には言えることではありません。
ただ、結果が正式に出るまでは、わかりません。
ダメだったかもしれない、と落ち込んでいた翌日に合格の連絡があるということは、普通にあります。
面接がダメだったかもと思うのは面接官の表情と態度が微妙だった気がするから?質問にうまく答えられなかったから?
面接がダメだったかもと思うのは、多くの場合は、当記事の見出し通りで、面接官の表情と態度から好意的な感じがしなかった場合があると思います。あるいは、面接官の質問が想定と少しずつ違っていたので、うまく答えられなかったから、そう感じているのかもしれません。
ですので、応募者が面接官の顔色を見て想像していることは、多くの場合、当たりません。また面接官がニコニコしているからよいっても、良い人だと思ってもらえたかどうかはわかりません。
面接官の表情が急に変化したというのは、にこやかな感じで話していたのに、何度目かの質問に答えた直後に、面接官の態度が変わり、急に面接が終了した感じがする場合でしょう。例えそうだとしたとしても、確率は50%です。もしかすると面接官が予定していた面接時間をオーバーしていることに慌てて、表情が変わって急に終わってしまったのかもしれないからです。
面接官が注意をしているのは、答えの内容ではないからです。勿論、答えの内容を全く聞いていないわけではありません。ただ、聞いている重要度は、答えの内容については1〜2割であり、多くの場合、答え方・言葉遣いを重要に聞いているからです。
ですので、答えの内容自体は、ごく普通であるのに、話している時の話し方や言葉遣いが良いことに好印象を感じる場合があります。勿論、その逆もあります。
話し方や言葉遣いから感じる印象とは、ほぼ人柄に関することです。特に転職面接に関しては、面接で見定められているのは、人柄に関することと言っていいと思います。
面接落ちたらショックを受けると思いますが
面接で落ちるとやはりショックを受けると思いますが、一つ気づいていただきたいことがあります。
特に転職面接の場合、多くの場合は、募集人数は少数です。比較的募集人員が多い営業職の場合でも、数人が一般的です。今時で言えば、事務職だと1名というケースもあります。
これは、転職の場合、欠員が出たために、募集をしているからです。数10名の応募があったが、採用は1人だけということは決して珍しいことではありません。
すると、転職面接の採用人数は1人だけという事が多いのです。ですので数10名の方には、残念ながら不採用の旨、通知することになります。面接官は、わずかな違いを根拠に採用を決め、他の方には不採用の通知をしているのです。
面接はボロボロだったのに、手応えなしだったのに受かった
面接では全然ダメだった、考えていた通りに答えられなかった、面接官の人もこちらの答え方が悪かったせいなのか反応なしだった、もう落ちた気しかしないという気持ちでいたのに、数日後に採用の連絡を受け取る人もいます。
人生何があるのか分からないものだ、と思った事でしょう。それはご自身がシミュレーションで予定した通りの面接ではなかったのかもしれません。緊張のあまりなのか答えをしっかりと伝えられなかったという思いはあるのかもしれませんが、答えの話し方や言葉遣いに、面接官はあなたの人柄の良いところに気づいてくれるかもしれません。
ほとんどの応募者の方は、事前に面接の練習をしたり、質問に対する答えを考えたりなど、一生懸命に準備をしていると思います。しかし、多くの面接官は、何を話してくれたかよりも、どのように話してくれたかについて、注意を持って、質問をしているのです。
ご自身にとって、面接はボロボロだったのかもしれませんし、面接官の反応はなかったのかもしれません。しかし、面接官が応募者の答え方・言葉遣いなどに、真摯さを感じることで、好印象を持つものです。
面接に落ち続けるのが辛い・面接に落ちた気しかしない人は、自分の話し方・言葉遣いにこそ注意すべき
面接に落ち続けるのは辛いものです。何が悪いのか、どこが変われば採用されるのか、などと思い悩んでいる人もいると思います。
履歴書を見るだけでは、採用担当にはどの方に入社してもらったら良いのか、わかりません。なぜなら、学歴の違いは社会人となってからは、大きな問題ではないことを採用担当・面接官の人は知っているからです。職歴もそうです。
同業他社への転職の場合は、前職の職歴は参考になりますが、異業種の場合は未知数ですので、履歴書や職歴書では、差はつかないのです。履歴書を送ってから面接までいけない場合は、転職の回数が多すぎるのか、短期間での転職が続いているのか、あるいは、年齢的に求められている業務内容に向いていないと判断された可能性があります。(転職回数が多いこと、または短い期間で結果的に転職となったのは、こういう理由からです、という説明文を履歴書に加える必要があります。理由がないとそんな判断しかされません)
この短い時間で、どの方に入社してもらうのがベストなのかを考えるのは、大変なことなのです。どの方に入社して貰えば、いいのかを判断する事が難しいからです。そんなときに、一番優先することは、人柄です。
いわゆる、素直な性質があり、真面目な方で、仕事への意欲がある方が選ばれます。面接官が見定めようとしているのは、ほとんどの場合、この3つのポイントです。
面接で落ち続ける方は、他の応募者の方と比べると、話し方や言葉遣いから、その辺りがうまく伝わっていないのだと思います。
その差はあいさつにあったのかもしれませんし、服装の乱れにあったのかもしれません。ふとした時の話し方が雑に受け取られたのかもしれません。
転職面接の場合、比較をされて、総合的な判断で良い印象がある方が選ばれます。落ち続けている方も微差の違いなのだと思います。
話し方や言葉遣いを中心に、挨拶や答えからなどをチェックしてみると、原因が見つかるかもしれません。
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