採用担当からの連絡があり、いよいよ転職面接の日程が決まります。転職面接の中で、受ける質問の順番=流れは、多くの企業では同じです。
面接の流れを知っておいて、実際の面接に向かうことは、ある程度事前に答えが分かっている試験問題を解くことと同じです。転職活動中の人、あるいはこれから転職活動開始予定の人は、必ずやっておいてください。
その準備が、転職面接では、有利になります。そして転職面接の流れの中で、採用担当者に好印象を持ってもらえれば、あなたの採用の可能性は大きくアップします。
面接の流れはノックから始まるマナーに注意せよ|転職の場合
転職面接の流れを理解しておくことは、面接官の次の質問を予測できることになります。
転職面接という真剣な場面で有利に立てます。
「転職面接が苦手」とか「面接は緊張する」と言ってる人の多くは、こう思っているはずです。
「何を聞かれるかわからない」
「答えられない質問をされたらどうしよう」
と思っているからではないですか。
では、それが転職面接に行く前から、何を聞かれるかの質問の流れが分かっているとしたら、心に余裕が生まれす。答えを知ってる問題を解くのと同じじゃないですか。
面接のマナーは受付とノックから退室まで気を抜かない!
面接のマナーについて軽く考えている人が多いです。特に転職面接の場に目立ちます。新卒面接は絶対評価で、面接をします。残念ながら、新卒者は途中退職が多いので、絶対評価で、良さそうな人を選びます。
しかし、転職面接の場合、ほとんどの場合求人枠は決まっています。ですので、転職面接では、相対比較で選ぶのです。他の応募者よりも清潔感がある、マナーがキチンとしてる、などが決め手となって選ばれることは多いです。
なぜなら履歴書の内容に甲乙は付け難いし、職歴も異業種からの転職であれば実績の優劣も判断が難しいからです。ですので、面接の場でどれだけ、真摯な姿を見せられるかが重要要素になります。
面接を辞退するなら遅くても当日朝までには電話すべき!
面接を辞退する状況が発生したらなるべく早く連絡することです。20〜30代の応募者に時々いますが、当日ドタキャンや連絡なしという人がいます。タイトルには、当日朝と記しましたが、本来常識的には前日までの連絡が一般的です。
はっきり言いまして、面接辞退の連絡をするかしないかで、企業が受ける損失はさほど大きいものではありません。しかし、応募者にとって、今後の就職活動についてマイナスになる可能性があります。
ハローワークや転職サービスを利用して応募している場合、次回の受付に障害が出る可能性があります。企業からクレーム連絡があり、記録に残るからです。
面接の逆質問しないと落ちるはウソ!
面接の終盤になると面接官から、何か質問はありますか、と尋ねられることがあります。この場面で応募者からするのが、逆質問です。
結論としては、逆質問をしないと落ちるということはありませんが、逆質問の話し方や内容によって、応募者の入社意欲や人柄をの好印象を受けることはあります。ただ、話し方がおかしいとか、質問の内容がおかしいと、その部分が面接官の心にマイナス点として残ってしまうこともあります。
第1志望で、ぜひ入社したいと願っている企業であるなら、好印象が残ってそこそこ妥当性があるのは、「もし、入社させていただいた場合、私はどんな仕事から始まるのでしょうか」などがいいです。前向きさが静かに相手の心に残ります。
転職面接時間が15分で終わった!って短すぎない?不採用確定?
面接時間の長短は、必ずしも採用・不採用に、直結しません。短くとも採用が決まることは普通にあります。もちろん、逆の場合もありです。あくまでも傾向としてはということであれば、面接時間が長いほうが、面接官が好印象を持って、コミュニケーションが弾んでいる印象はあります。しかし、長い原因が、面接官の質問によるものであれば、面接時間が長くとも、結果が厳しいかもしれません。それは、面接官が何かの疑義を感じて、質問が長引いているからです。
面接時間は平均どれくらいが目安になるか
面接時間が平均どのくらいなのか気になりますか。
平均時間より長いか短いかに、面接の合否は関係しません。短いからと不安に思うかもしれません。また、長いとそれだけで、なんだか安心してしまいそうですが、わかりません。結果が出るまで気を抜かず、他の企業へのアプローチも続けるべきです。
面接には落とされるサインがある!
実は、面接の時に、面接官から様々なサインが発せられていることがあります。面接官の挙動をよく観察していると、感じるはずです。順調な感じだった面接が、急に終わるような場合、面接官が予定時間をオーバーしていることに気がついたのかもしれませんが、応募者が面接官の地雷的なものを踏んでしまったのかもしれません。
サインに気づいて、その場で修正できる場合もありますし、そのまま面接が終了することもあります。面接の緊張の中で、気づくことは困難かもしれしませんが、よく観察することです。
面接で入室した時のカバンの扱い方について
面接時に持って言ったカバンをどう置くのかによって、面接官が受ける印象には大きな差が生まれます。ビジネスバッグは床に置くものです。イスに乗せておいてはダメです。机に置く方はいないと思いますが、論外です。
もちろん、面接にリュックはNGです。業務上で、スーツも着ないし、カバンも持たないということでしたら、いいかもしれませんが。仕事が決まってからカバンを買うという方は大きな間違いをしています。スーツも同じですが、男性女性関わらず、業務上でスーツを着てカバンを持つことが想定される業種職種であるなら、面接にもその様に向かうべきです。そうではない姿で面接にいくことは、仕事が決まらない前提でいる様に、見えてしまいます。
面接の時間帯は朝イチか午後イチが有利だが
面接の時間帯は朝イチか午後イチがいい。ただ、もし選べるのであれば、です。
夕方の時間帯にあった人が、不利で落ちる可能性が高いとまでは言えません。在職中の方の転職活動では、面接時間は夜の時間帯になることもあり、朝イチが高確率が高いとまでは言えないのです。
また時間帯にこだわるあまり、チャンスをロスしてしまい夜の時間帯に面接をした別の人に採用が決定してしまうこともあり得ます。
面接の質問が変わってる面白い時はある意味チャンス!
面接官にもよりますが、ときに仕事や採用には関係がないような質問をされることがあります。もしそんな質問をされたら、ある意味チャンスの時。
面接官はあなたという人に関心を持ち、一見無関係な質問をすることで、どんな話し方をするのか知りたがっています。答えの内容ではなく、回答の仕方に関心を持っています。チャンスですよ。
面接で何か質問はありますかと聞く理由を面接官が教えます
面接の終盤に面接官が発する「何か質問はありますか」には2つ意味があります。
一つは、漏れがないのかの確認です。しかし大事なのは、もう一つの意味です。
それは、最後の場面で応募者の思い・気持ちを確認しているのです。入社への強い思いがあれば、何か聞いておきたいことが最後にあるのかもしれないと思っています。
もし、本当に質問がないとしても、特にありませんではもったいないし、誤解される可能性があります。誤解とは、この応募者は当社への入社について、あまり強い気持ちはないのかもしれないということです。
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