営業経験40年の不動産会社社長が解説します。
売れる営業マンになりたいなら、もっと外見にこだわるべきです。
特に髪型。
人は、見た目が9割です。
信じられないかもしれないが、営業成績が上がるかどうかは、見た目で大きく差がつきます。
身だしなみや服装・ネクタイも大事だが、最も重要なのは、髪型です。
なぜなら、商談の最中、顧客が話しているとき・営業マンが話しているとき、
見ているのは服装ではなく、「顔」です。
顔を見ているときに、良くも悪くも影響するのは、営業マンの「髪型」です。
いくら営業トークが素晴らしくても話の7割は伝わっていません。
伝わっているのは、見た目の印象です。
商談をまとめたいなら、髪型で清潔感をアピールすることです。
営業マンの髪型に最適なのは清潔感!
アメリカの心理学者のアルバート・メラビアンが提唱した、メラビアンの法則を知っていると思います。
メラビアンの法則とは、「人は人との会話の内容は、その場から分かれたあとで、覚えていることは、言語に関する事が7%しかない」ということです。
この数値は、極論すぎるとは思いますが、試しに昨日面談した顧客に電話をして、昨日の会話で伝えたことを確かめてみるとわかります。
顧客が覚えているのは、あなたの印象だけです。
話の内容は、半分も覚えていない。
下手すると、あなたの名前すら覚えていないかもしれない。(事実、覚えていないケースは多い)
試しに、ここ最近あなたが顧客としてあった販売員や営業の名前と話の内容を思い出してみてほしい。
意外と覚えていないものです。
覚えているのは、相手に対する好印象か悪印象。
そして、見た目の印象だけではないですか。
顧客の記憶に残るのはあなたの話ではなく、営業の髪型や見た目
メラビアンの法則をもう少し詳しく解説します。
メラビアンの法則では、話し口調や速さ、声の感じなどが38%、見た目に関する事(表情や仕草・態度・見た目)が55%とされています。
つまり、営業マンが一生懸命に話したのに、相手の記憶に残っているのは、「営業マンの髪型や見た目がほとんど」ということです。
せっかく、営業マンが精魂込めて作った資料も、机の上に、積んだままかもしれない。
もちろん、商談が進んで、他の営業がいないような状況に進んでいれば、あなたの営業トークの内容も残るようになる。
しかし、競合他社がいる場合、話は違ってきます。
商談開始当初の他社と競合している段階では、顧客の記憶に残るのは、あなたの話ではなく、外見だけです。
だからこそ、見た目の中で、印象が残りやすい髪型が大事なのです。
営業職が売れるかどうかは髪型で決まっているかも
営業マンが成功するかどうかは、見た目で決まっていたということです。
なぜなら、最初の見た目の段階で、競合から外されてしまっているかもしれないからです。
顧客は、営業マンを見た目の段階で、無意識のうちに、話を受け入れていいか、聞く相手ではないのかを選別しています。
見た目というと、服装や持ち物に意識がいきます。
確かに、それらも重要です。
しかし、最も重要なのは、印象に残りやすい営業マンの「髪型」です。
自分なりの個性あるオシャレ感を持って髪型を、意識している人がいます。
しかし、もし売れる営業マンになりたいと考えるならば、売れる営業マンの髪型にはルールがあります。
ですので、もしも営業成績が不調なのであれば、原因は営業スキルやトークではなく、見た目や髪型にあるのかもしれません。
営業マンの髪型の清潔感が信頼感になり、成績につながる
顧客が営業マンに求めるのは、信頼感です。
信頼感を演出するには、髪型を意識してください。
売れる営業マンの基本ルールは、男性なら「短髪+おでこ出し」です。
顧客が、営業マンに求めているのは、信頼感といいました。
では、出会ったばかりの人間に、何をもとにして、信頼感を感じさせるのか。
顧客が信頼感を感じる要素は、清潔感、自信の表れ、平凡さなどで感じるものです。
営業マンの髪型は、そうなってなければいけない。
髪型で、清潔感が感じられ、自信の表れが伝わり、かつ個性的すぎが良い平凡な髪型です。
それには、「短髪+おでこ出し」が良いのです。
個性のあるロングや坊主スタイルは、売れる営業マンになりたいと思うのならば、やめておくべきです。
また思い出してみてください。
最近であった営業マンや販売担当で、ロン毛や坊主のような個性的な髪型の人はいませんでしたか。
あなたが顧客として出会った時に、その個性的な人に、信頼や好印象を感じましたか?
営業マンの髪型は男性の場合、基本的に短髪が好まれる
短髪は、相手に清潔感を伝えやすいです。
相手からすると、営業マンの髪が短いと、髪の毛よりも、表情の方に目線が向きます。
逆に、営業マンの顔が隠れたりする、髪型の場合、顔よりも髪の毛の方に、目線が向きます。
次の瞬間、髪を綺麗にしているとか、そうじゃないという方向に、相手の意識が向いてしまいます。
髪の毛について、少しでも落ち度があると、「清潔感」から、離れていきます。
髪が短すぎて、スキンヘッドなども、逆に目線がそこに向いていまったり、営業マンの印象は清潔感や誠実さから、離れていきます。
営業の髪型は女性も大事!女子アナの髪型を真似しよう
女子営業の場合は、例えばテレビの女子アナで好感度上位の髪型を真似るのが良いです。
なぜなら、女子アナの髪型は、テレビ視聴者からの好感度を高めようとして研究されているものだからです。
それを真似すれば、女子営業は、顧客からの信頼度を高められます。
営業女性の髪型|ショートの場合
あなたの髪型がショートの場合、顧客が感じるのは、「しっかりとした人」という印象です。
顧客によっては、もしかすると「きつい」印象を感じる人もいるかもしれません。
言葉の使い方を、柔らかめに使うことで、ショートの髪型と相まって、信頼できそうな好印象を感じてもらえる可能性があります。
ただ、あまりにもショートすぎると、個性的すぎると感じられてしまいますので、ご注意ください。
営業女性の髪型|ロングの場合
もしも、あなたの髪型がロングの場合、そのままにするよりも、まとめる方が相手の印象は、しっかりとした担当というイメージになりやすいです。
ロングのままの状態ですと、もしも顧客と会食やお茶を飲むような場面があった時に、髪の毛が顔の方にかかってくることになります。
清潔感から遠い印象になってしまいます。
また、あまり女性らしさやオシャレ感を相手に感じさせてしまうのも、営業という点で見ると不利になります。
ですので、カールやパーマは避けた方が無難です。
営業マンは髪の色を変えるのは要注意|営業女性も同じく
今の時代は、髪の毛の色を変えるのは、個性の表現なのだと思います。
しかし、顧客が営業マンに持っているイメージは、それほど今風ではありません。
扱う商品によっては、ある意味、古いのかもしれません。
更に、営業マンは顧客とメールでのコミュニケーションが多いです。
ですから、営業マンと顧客が面談する頻度は少ない傾向にあります。
茶髪や明るい髪の毛の色に変えている営業マン・営業女性を受け入れる顧客もいると思いますが、受け入れない顧客います。
営業のチャンスを半減させてしまいたくないなら、髪の色は変えない方がいい。
白髪が気になるのなら、目立たない程度の黒に近いブラウンなら、良いです。
営業マンの髪型でパーマは?|NG髪型
営業として、成績が上がることを望むなら、個性の強い髪型はやめておいた方が良いです。
以下、注意すべき髪型です。
顧客によっては、信頼関係はできない可能性があります。
マイナスの先入観を持たれては、営業として不利益です。
営業の髪型としては危険|坊主
いくら短髪がいいといっても、坊主頭のスキンヘッドはやりすぎです。
清潔感というよりも、「威圧感」を感じさせます。
怖がられます。良い商談に進むことはありません。
髪が薄いなど、やむを得ない場合、他の営業以上に、言葉遣いや表情に、気配りをして、好印象を稼ぐ努力が必要です。
営業マンの髪型として微妙|ツーブロック
ツーブロックには、色々とバリエーションもあるようですが、基本的にサイドを刈り上げ、トップ部分を伸ばしている人が多い気がします。
本人は、「おしゃれだろ」と思っているかもしれませんが、営業マンの髪型としては、かなり微妙です。
最もまずいのは、頭頂部だけ長い髪です。
長髪は顧客によっては、営業マンの不潔感を感じさせます。
最近は40代50代の営業マンでも、ツーブロックにしている人を見かけます。
正直な所、営業としての印象では、マズいと感じます。
人と接することが仕事ではない人なら問題ないです。
しかし、営業マンのように、人と接する仕事の人の場合はやめるべきです。
個性が強い髪型は、好みが明確に分かれます。
好きじゃない・不潔感を感じるという半分の顧客を捨て去ることになります。
営業マンの髪型|パーマはいいか
パーマといっても、様々です。
営業マンの髪型としてのパーマを考えるときに、清潔感をキーワードにおいて、パーマを含めてスタイリングすると良いでしょう。
間違えてはならないのは、営業としてパーマの髪型が良いかどうかを決めるのは、あなたでも上司でもありません。
もちろん、筆者でもなく、ユーザーです。
顧客が、パーマの髪型がいいかどうかを決めるのです。
10人のうちの一人だけが、ずば抜けた評価をしてくれても、9人が「ノー」というなら、パーマでおしゃれにした、あなたのビジネスチャンスはとても小さいものになります。
清潔感や信頼・自信などを押し出した髪型の評価は、10人のうち7〜8人になるはずです。
なぜなら、顧客は、特に高額になる程営業に求めるのは、清潔感・信頼性・自信・安心などだからです。
おしゃれな営業マンのスタイルが求められるのは、アパレルなどの数千円〜数万円の買い物をするユーザーに対してです。
保険や不動産など、1000万円の買い物をするユーザーは、確かな知識の他に、誠実さや深い経験値を求めます。それをした支えするのが、清潔感です。
髪質の問題で、パーマが必要な人もいると思います。
上記のことをイメージしてパーマの髪型にするようおすすめします。
営業の髪型としてはNG と考えるべき|ロング
あまり見かけることがなくなった髪型です。
これは、やはり清潔感からは程遠いです。
営業として成功したい、売れる営業になりたいと考えるのなら、今すぐやめるべきです。
わざわざ好感度を下げる必要があるでしょうか。
営業マンの髪型は高額商品ほど重要な要素|不動産・生命保険
営業マンの髪型は、扱う商品が高価格になる程に、重要な要素になります。
人が人生の中で、購入する最も高額な商品は、一般的に、不動産と生命保険です。
他には、輸入車を中心とする高価格自動車です。
扱う商品が高額であるほど、営業としては、インセンティブも大きくなり、高年収につながる魅力もあります。
そして、高額になるほどに、顧客の年齢層には若い人はいなくなります。
顧客は中高年層が中心となります。
中高年層の顧客は、一般的には髪型に対しても保守的です。
オシャレな個性的な髪型の営業では、誠実さや清潔感・信頼感を得るには、大変な努力が必要になります。
わざわざ営業努力でハイレベルを目指すよりも、清潔感を意識した髪型にしておく方が、営業は楽なはずです。
まとめ
髪型を短髪+おでこ出しにすると、営業としての見られ方が変わります。
清潔感と自信が、前面に出てきます。
売れる営業マンになるということは、好かれやすい人になるということでもあります。
それでも、自分の個性が大事だと思うのならば、ツーブロックで顧客に会えばいいです。
でもそれでは、顧客の数は半減します。
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