営業マンとして成功していくには、売れ続けていくことが必要です。
そう考える時に、多くの営業は、ツールやスキルに意識を集中します。
取り組みやすいからです。
しかし、売れ続けていくためには、もっと根本的な要素が重要です。
それは、人として信頼を得られるかどうかです。
短い面談時間・少ない接触回数の中で、信頼を得るには、自分を演出することで、顧客からの信頼を得られる可能性があるのです。
当記事では、人としての信頼を得るための見た目やマインドについて、筆者が40年の営業経験から紹介します。
営業マンの信頼は見た目から始まる
今のようなネットのコミュニケーションが主となる前の営業と顧客との関係性は、何度もの面談から培われていました。
しかし、現代のように、商品やサービスの情報を一般ユーザーがネットから調べられる時代においては、以前のように、何度も営業マンと顧客が、契約以前に接触するということが、非常に少なくなっています。
少ない接触回数と短い面談時間の中で、顧客が営業マンに対して、信頼を感じるのは、外見の印象から判断することが増えました。
営業マンの身なりや持ち物の重要性は、以前とは比べ物にならないくらいに、重要です。
よれたスーツに、くたびれた営業カバンを持って、営業活動を行なっても、成約する可能性は、限りなくゼロに近い。
営業マンのカバン|顧客からの信頼はカバンの見た目も関連している
売れる営業マンになりたい、営業マンとして成功したいと、考えるならば、カバンの見た目にも配慮することです。
機能性ばかりを重視した、よくあるナイロン製の軽量ビジネスバッグ(ブリーフケース)では、あなたの営業マンとして個性は埋没します。
カバンの端が擦り切れたような営業カバンは、論外です。
同様に、不格好に膨らみ、擦り切れて地が見えてるような名刺入れもまた、論外です。
もし心当たりがあるなら、あなたが売れない原因はそれです。
営業マンのカバンは、何も高級ブランドの製品でなくとも構いません。
ただ、親が10年以上前にプレゼントしてくれたカバンや、ずっと以前に就職する時に購入した思い出のカバンなどのように、説明が必要なカバンは、営業マンとしての成功の邪魔をします。
説明する必要がない、清潔感や信頼を感じるカバンが良いのです。
営業マンとしての成功を考えるならば、営業カバンの選び方は、自分にとっての使いやすさではなく、顧客から見られたときの信頼感が、基準となります。
繰り返しですが、高級ブランドでなくて、構いません。
傷や汚れや変形のない、しっかりとした形の営業カバンであることが重要です。
床に置いた時に、しっかりと自立するカバンを選んだ方が良いです。
おすすめするのは、革製で、ビジネストートやダレスバッグ・アタッシュケースタイプなどです。
逆に、最もおすすめ出来ないのは、柔らかな素材で床に置くと変形するようなタイプのカバンやビジネスマンが通勤時に利用している3WAYタイプのカバンです。
こういうタイプの鞄を持っている営業マンは、顧客の記憶の片隅にも残ることができません。
今すぐ変えた方がいいです。
営業マンのスーツ|営業の商談場面では最重要
営業マンとしての成功を目指すには、営業マンのスーツはとても重要です。
営業マンのカバンや名刺入れは、出会ったときの好印象を作るために必要なアイテムです。
しかし、商談が始まれば、視界から消える存在です。
商談の最中ずっと、顧客の視界に入り続けるのは、あなたの顔に関する情報と服装に関する情報です。
顧客は、あなたのプレゼンを聴きながら、スーツの身だしなみを見ています。
営業カバンと同様に、高級スーツである必要はありません。
逆にブランドのスーツでも、シワが寄っていたり、ポケットに物がたくさん入っていて形が崩れているスーツは、最悪です。
営業マンにとってのスーツ選びは、自分の言葉と同じように、雄弁であることを忘れないことです。
この場合スーツとスーツの間から見えるワイシャツやネクタイも同様です。
スーツを選ぶ際に、注意することは、高級素材ではありません。
袖口からワイシャツが、ほんの少しのぞいているような、ちょうど良いサイズ感です。
大き過ぎても、小さ過ぎても、顧客には、信頼感ではなく、違和感しか残りません。
高級な既製品のスーツを買うよりも、値段が安くとも、体のサイズに合わせたイージーオーダーの方が、顧客には良い印象になります。
実際に、イージーオーダーと既製のスーツの価格差は、数千円から1万円の違いしかありません。
営業女性の選び方はどうでしょう。
また、営業マンのスーツの色は、どう選んだら良いのでしょう。
どちらにしても、営業マンがおしゃれや好みで選ぶのではありません。
正しくは、顧客から見ることです。
顧客が、信頼感を感じる色を選ぶのが正解です。
顧客に会うことがない仕事ならば、自分のおしゃれで選べば良いです。
顧客に会うのが仕事の営業マンは、その考え方で選ぶのは、間違いです。
営業マンの髪型|清潔感が大事
顧客が営業マンと商談中に見ているのは、服装が2〜3割で、残りは営業マンの顔です。
顔の中で、大きく影響するのは、営業マンの髪型です。
いくら営業マンのトークが素晴らしくとも、髪型が必要以上に個性的であったり、不潔感を感じさせるようでは、顧客の意識は、商談の内容から外れてしまいます。
営業マンとして、どんな髪型が良いのか。
注意点があります。
避けるべきことは、顔や髪型で違和感に繋がるような意識を持たせないことです。
そのためには、丸坊主やモヒカンというような目に止まるような特徴の強い髪型は避けるべきです。
色もそうです。
伝えたいこと・感じてほしいことは、おしゃれではなく、清潔感です。
清潔感があり、強い個性が少ない髪型が営業マンが選ぶべき髪型です。
加えて多少でも、商談にプラスになるには、信頼や自信が顧客に伝わるのが、望ましいです。
髪の長さは、普通〜短めが清潔感が伝わりやすいので、良いです。
髪の色は、黒か白髪染めをしているとしても黒に近い色が、望ましいです。
おでこは髪で隠れているよりも、出しているほうが、自信の現れが伝わりやすいです。
女子の場合は、報道番組系の女性アナウンサーの髪型を真似ると良いです。
営業マンは見た目が大事|売れる営業マンほど外見を気にする
「人を見た目で判断してはいけない」と聞いたことはないでしょうか。
それは、なぜかと言えば、「人間は、他人を見た目で、判断する生き物」だからです。
つまり、顧客は営業マンを見た目で判断するということです。
売れる営業マンは、そのことを体験的に、あるいは周りの営業マンを見て、そのことを実感しています。
ですから、売れる営業マンは、自分の外見が顧客の目にどう映るのかを気にします。
逆に、外見を気にしない営業や営業は営業力だと古い価値観しか持っていない営業マンは、実際売れていない人が多いです。
中には、営業マンとして成績を残すことに、強い関心を持たない営業マンもいます。
売れる営業マンになろうとするなら、おしゃれと言うよりも、自分の外見を客観的に見ることが大事です。
自分を客観的に観察する時の基準は、「清潔感」です。
営業マンの成功|従来の営業の向き不向きの見方は間違い?!
従来、営業は、対人関係で明るく接することができ、話好きなタイプの人が向いているとされてきました。
簡単に言えば、明るく、よく喋る人ということです。
しかし、ネットを中心とした環境の変化で、営業マンで成功できるタイプが変わってきたことが明白になりました。
営業マンに本当に向いてる人のタイプ
営業マンに向いてると言われ続けてきた人は、外向的な人でした。
しかし、営業マンに本当に向いてるのは、外向的なことではなくなりました。
そもそも、営業マンに外向的なタイプが向いてるとされていたのも、誤解があります。
社交的であること、外向的であることは、単なる人とのコミュニケーションの場では有効です。
しかし、営業マンの商談は、明るいコミュニケーションの場ではありません。
営業マンの商談では、顧客の心の動きや、言葉として発信していない言動の端々に、商談のヒントが隠れています。
顧客の言動の変化を感じ取り、商談を進めるには、むしろ社交的ではなく、内向的なくらいの方が良いです。
顧客をよく観察し、提案する能力は、外向的な人よりも内向的な人の方が優れている可能性があります。
営業マンの成功|売れる営業マンの特徴は自分の第一印象にこだわる
売れる営業マンには、いろいろなタイプの人がいます。
しかし、共通するポイントがあることに気づいていますか。
それは、「見た目であり、第一印象の清潔感」です。
見た目にこだわるのは、おしゃれになるということではありません。
高級品・高額品でなくとも良いのです。
清潔感を感じるアイテムを持ち、手入れがきちんとされているアイテムを持つということです。
営業マンの成功|売れない営業の特徴
営業マンとしての成功を考えるなら、売れない営業にならないように、注意することです。
売れない営業マンに共通する性格を知っておくことは、営業として成功するヒントにもなります。
売れない営業マンに共通する性格の特徴は、2つです。
「売れない理由は、自分のせいじゃない」
「売りつけたくない」
営業マンとして成功する自分を考えるときには、自分自身がこの2つに、ならないようにすることです。
売れない理由の中に、自分の責任を見つけられない人は、商品や会社のせいにします。
しかし、現実には世の中に、最高の商品はありません。
最高の商品と思った次の場面には、さらに良い商品が生まれます。
つまり、最高の商品はありません。
ですので、売れない理由を商品のせいにしても、意味がないのです。
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