営業に向いている人と言われた・向いてない人と言われた、そんな経験を数多くの人が経験していると思います。
しかし、他人の無責任な意見で、向いている人・向いてない人と言われたことに、右往左往することはありません。
言ってる人たちは、全く無責任だし、営業に向いている人か・向いてない人かを見る目はありません。
特に、親兄弟や友人に言われたことは、無視しても大丈夫です。
彼らの言葉には、責任がありませんし、仮に経験者だとしても、できなかった人の言葉だからです。
参考になりません。
営業の仕事は大変、という人もいますが、気にしないことです。
大変ではない仕事は、ないからです。
2020年、消える職業の淘汰が始まっています。
楽な仕事は、コンピュータやAIに変わってきています。
ただ、営業に向いている人と営業に向いてない人は、存在します。
ただし、経験から、一般的に言われていることには、間違いがあることを知っています。
私は、過去40年間営業の仕事をしてきました。
営業に向いている人と言われた人|診断の結果?それとも性格が向いていると言われましたか?
営業に向いている人かを知る方法に、適性診断・適性検査というものがあります。
営業に限らず、どんな仕事に向いているか、あるいは向いてないのか、が分かるとされています。
結論をいいますと、雇用する側の意見としては「適性診断」は、当てになりません。
何度か、採用する側として、適性診断を使った経験がありますが、結果的にはあてになりませんでした。
「営業に向いてる人・向いてない人」と診断結果が示していても、現実は違いました。
ですので、もし、「あなたは営業に向いてる人」「あなたは向いてない人」と採用担当や検査結果から言われたとしても、営業の仕事の適正や成績を保証されるものではありません。
適性診断などで分かるのは、性格の傾向だけです。
他人の無責任な意見とあまり代わり映えしません。
ですので、筆者が採用担当をする場合には、適正診断の結果は参考にしません。
性格が内向的でも採用しますし、外向的だからといって営業向きと思うことはありません。
現実は、診断結果通りではないし、性格によって営業の成績が良いということにならないからです。
ですので、親兄弟友人の「営業に向いてるかどうか」の意見を言われたとしても、全く役に立ちません。
営業に向いてる人はありません!外向的な人が営業に向いてると言われるのは単なる無責任な思い込み
営業に向いている人と言われた経験ある人に、私のこれまでの40年間の経験から、当てにならないことを、とお伝えします。
それらは、無責任な間違えた机上の空論です。
大昔から言われてきたのは、次のような誤解した考え方です。
外向的な人
↓
明るい生活で話し好き
↓
お客さんに対しても、話が上手にできるはず
↓
営業に向いているはず。
しかし、外向的で話し好きな人が、営業の仕事について、うまくいかない事例がたくさんあることがわかってきました。
外向的な人
↓
周りの人からも営業に向いていると言われた
↓
明るい性格と話好きのスタイルでお客さんにアプローチ
↓
しかし商談が進まない
↓
顧客の考えが分からない
↓
商談が進まない、成績も上がらない
↓
自分が営業に向いてないと考え始める
↓
営業をやめる
もちろん、時々はうまくいきます。
しかし、大体はうまくいきません。
ですから、適性診断も間違えていますし、古い考えに囚われている採用担当や上司同僚にしても、同様です。
真実は、逆です。
話好きで明るい性格の人は、本当に良く喋ります。
知人友人と話をするのと、営業で顧客と話すのは、まるで違います。
知人友人と明るく話をする人は、知人友人が受け入れてくれているだけなのです。
もしあなたが営業に向いている人と言われ、話好きな人である場合、あなたの営業成績が上がらない原因はそこにあります。
自分が中心となり、話をしているので、顧客が何を考えているのかが、分からないのです。
顧客が何故ノーというのか、何故イエスというのか、分からずに、ただただ喋っているからです。
自分が喋っている間、顧客が何を考えているか、聞く努力をしているでしょうか。
営業に向いてる人・向いてない人|もし内向的な人・診断結果が向いてないと結果が出ても
現実の営業の場面で、適正診断の結果が良かった人が、営業成績がいいという関連性はありません。
むしろ、内向的な人の方が、顧客との関係性に慎重で、仕事の進め方にもミスが少なく、結果的には成績優秀というケースすらあります。
適正診断が「営業向き」という結果の人が、顧客との契約に関するコミュニケーションに失敗を繰り返したりするなどという実例もあります。
営業に向いてる性格や、向いてない性格などというものは、ないと考えた方が正しいです。
営業の仕事は説明してモノを売るだけではありません
単純にセールスポイントを話してモノを売るという「物売りスタイル」で、通用する販売員の仕事です。
営業の場合、相手ニーズに合わせた提案をしたり、顧客が言葉にできていない要素を解明していかなければ、顧客の期待に応えることができません。
顧客が発する情報全てに神経を集中し、提案をしていくのです。
ですので、結果、営業よりも、顧客の方が鼻指定時間は長くなります。
それができるのは、むしろ内向的な要素持っている営業です。
営業成績がいい人に共通している要素というのは、ことごとく内向的な人の性格と一致します。
それが、営業に向いている人の要素です。
営業に向いている人の性格をあえて示すならば
自分が表立って主体となることはなく、姿勢が謙虚であること。
顧客にとって話をしやすい相手であり、導きの一言をいいタイミングで言ってくれる人。
そういうタイプが営業だと、顧客は気づいたら、喋らされていて、自分の弱点になるような余計なことまでを言ってしまい、契約から逃れられなくなる。
これらの事というのは、自分主体では、できない事なのです。
顧客が会話の主体であること、つまり、相手の話をよく聞いて、ペースに合わせたり、時々導いたりすることができるタイプ、つまりどちらかと言えば内向的と言われた人たちなんです。
そういう人たちこそが営業に向いている人です。
ですから、どの業界においても、トップクラスの営業スタッフには、内向的な人・おとなしい感じの人が多いです。
大昔には、営業に向いてないと言われた人たちです。
本当に営業に向いている人は、地味でおとなしい感じのする人の中にいます。
営業に向いていると言われた人|あなたはもの静かで、どちらかと言えば暗めの人ですか?あるいは明るく誰とでも話せる人ですか?
営業に向いてない人と言われた人は、「ああ、やはり・・・」と思いましたか?
言われた人は多少ショックだったかもしれません。
もう少し、営業に向いている人と向いてない人の性格について、掘り下げます。
営業に向いていると言われた|あなたは暗めの人ですか?
もし、あなたはがもの静かなタイプで、他の人といると何も話さないでいる時間が多く、一言で言えば「暗い」方の人であるなら、私と同じタイプですし、トップクラスの営業に共通するポイントをお持ちだということです。
その暗めの性格こそ、営業に向いてます。
あなたは、相手のいう言葉をよーく聞いてるはずです。
なぜ、そんな言葉を発したのか、どんな気持ちから言われたのか、と考えてるはずです。
相手と話していても、常に各方面に、注意する気持ちが飛び交ってるはずです。
それら全部こそが、営業に向いている、必要な要素です。
将来は、売れる営業マンと言われているかもしれません。
営業に向いていると言われた|明るく外向的な人ですか?!
もしかして、明るくて外向的な人なのに、営業に向いてないと言われましたか?
もしそうなら、それをあなたに言ってくれた先達は、営業ができる優秀な人かもれしれません。
もちろん、明るい性格の人でも、成績優秀な人もいます。
その人は、人知れず、ものすごく努力をしているのだと思います。
だって、素のままでは、向いてない人なのですから。
素のままでは、ついつい自分だけ、喋っちゃうタイプなんですから。
はっきり言って、単なるおしゃべりタイプは、営業には向いてないです。
ちょっと、言いにくいですが、相手より自分が先にある、という自分主導のタイプなんです。
ですから、謙虚にはなれないのです。
それを見抜いたのですから、営業に向いてないと言われた時の相手が、先輩なのか上司なのかは、なかなかのタイプです。
もしあなたが外向的な人なら、今日から、話しすぎスタイルを封印して、顧客に喋らせる工夫をして、顧客にしゃべらせるテクニックを磨くことです。
それが実現すれば、営業に向いている人になれます。
営業に向いている人|お客さんから選ばれる人
当然のことですが、真に営業に向いていると言われた人とは、すなわちお客さんから信頼が厚いということです。
つまり、お客さんに信頼される人と言い換えることも出来ます。
そんな人ですから、当然営業成績も知らず知らずのうちに、高いゴールまで上がっていきます。
では、お客さんに信頼される人は、どんなタイプかということなんです。
様々な業界にいるトップ営業の人たちのタイプは、実は地味で控えめでおとなしい感じの人が多いことを知っているでしょうか。
仕事ぶりは、実に地味です。
しかし、彼らは、共通してお客さんに、とことん信頼されています。
筆者の知っている車の販売で、トップクラスの人は、非常に地味です。
お客さん宅に訪問しても、車の営業はほとんどしません。
車購入の決定権は、ご主人か奥さんが持っているはずです。
ですが、彼はお客さん家族全員の誕生日をメモしていて、毎年家族全員の誕生日にカードを送っています。
非常に地味です。
しかしお客さんは、車を入れ替えするときには、彼以外の営業の顔を思い浮かべることは出来ないのでしょうね。
強力な信頼関係を築いているのです。
結局、本当に営業に向いていると言われた人というのは、実は、やってることは、ものすごく地味なんです。
決して、話し上手でもない。
控えめで、どちらかと言えば、内向的で、目立たないくらいの存在の人なのかも知れません。
ただ、小まめに相手(お客さん)のことを気遣える人なのです。
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