この記事でお伝えすることは次の通りです。
・営業に向いてるのは内向的な人。筆者ならすぐにでも採用します。
・内向的な営業を採用する理由
・外向的なタイプは、販売ならOK.でも営業にはちょっと・・・
あなたは内向的ですか、外向的ですか?
何を言ってるの?と思ったと思います。信じられないかもしれませんが、外向的な人と内向的な人と比べると、結果的に成績が良いのは、内向的な人です。これは研究の結果でも明らかにされた事実です。
一般的には、外向的な方が営業に向いてると、思われていましたが、世の中の常識は、どこかで間違えてしまったようです。
内向的な人が営業に向いてるのは本当です
内向的なあなたは、自分は人と話すのが苦手だし、営業向きじゃないと自分で思い込んでいませんか?
筆者は不動産会社社長です。
内向的な人は、なかなか応募してきてくれませんが、内向的な人が営業をやりたいと言って応募してきたら、筆者ならすぐに採用します。
明るいタイプの方が営業に向いてるのでは?
明るくおしゃべりな外向的な営業マンって、表面的にはいいんですよね。
周りの人も明るくなる。
でも、営業として、優秀な人って見たことがないのです。
筆者は、約40年間、何度か転職をしつつ、たくさんの営業マンを見てきました。
9年前に起業してからは、たくさんの人を面接し、採用しました。
しかし、明るくて話し好きの人で営業して優秀な人って本当にいませんでした。
以上のような体験を通して、筆者は考えました。
実際の営業現場のトップ営業にはネアカの人はあまりいない
よくよく考えてみると、トップクラスの営業の数字を上げる人って、内向的な人が多い。
本当です。
不動産も住宅も外車販売でもそうです。
あるいは、外向的な部分と内向的部分の両方の要素を持っている中間の人なんです。
決して、明るく元気で話し好きなタイプではないです。
大人しい印象の人、内向的な感じの人が、トップクラスの営業には多いのです。
不動産業界はもちろんですが、それ以外の業界もそうでした。
内向的なタイプの人が、営業としてうまくいくことの原因は、顧客に喋らせる努力をしているからだと思います。
顧客からみると、話を聞いてくれる営業の方が信用できる
その結果、顧客からすると話しやすい相手に見えて来ます。
顧客からは、強く売り込まれるようなことはない、という安心を持って接することができます。
それに、内向的な営業は、いろんな場面を前もって想定しています。
そして、顧客に関すること+商品に関することなど、様々なケースについて、事前に、よく調べています。
ですから、顧客との会話の場面でもでわからないことが出てくる可能性が非常に少ないです。
顧客からすると、なんでも知っている信頼の置ける営業マンに、見えるということになります。
内向的な人が営業に向いてる理由
社長として社員を採用するなら、やはり営業であれば、たくさん売ってくれる人が良いからです。
そして、それは内向的な人たちだからなんです。
外向的な人の方が向いてると誤解してた
筆者も自分が若いころ、完全に逆だと思っていました。
外向的な人が営業に向いてる。
自分は難しいな、と思ってましたから。
誰とではすぐに親しくなれて、活発で明るい人が向いてると思ってました。
ところが、外向的な人って、個人差はありますが、顧客との信頼関係を作るのに苦労するんですよ。
表面的には、すぐに親しくなっているように見えます。
高額商品ほど明るいノリでは売れません
しかし、営業の場合、特に不動産業のように扱う商品が高額な場合、軽いノリで親しくなっても、ダメなんですよ。
顧客は、不動産を売ったり、買ったりするときに失敗したくないと思ってます。
いざ売買契約の談になると慎重で信頼の置ける営業担当者を選ぶ場合が多くあります。
具体的にはよく話を聞いてくれる、適切なアドバイスや間違いの無い説明をしてくれる営業担当を求めています。
喋りすぎの営業は苦労する
これには外向的な人は、該当しません。
外向的なひとは、相手の話をあまりよく、聴いていません。「自分が・・」話の中心でいることが多いです。
また、相手の気持ちを感じ取ったりする・くみ取ってあげることも下手です。顧客が何故不安そうな顔をしているのか、分からないのです。
内向的な人は、お客さん目線で考えることが出来るのです。相手のことに対して色々な場合のことを考えてます。
内向的な人は営業、外向的な人は販売ならOK。
外向的なタイプの人は、第一印象は良いですので、一般的な接客や販売の仕事ではOKだと思います。
明るい印象は、好印象だと思います。
販売は明るい人でもOK、しかし高額商品の営業は内向的な方が信頼される
販売の仕事にしても、営業的要素はないわけではありません。
しかし、顧客側が販売員に対して、慎重さや信頼関係までの安心感を求めていません。
話が上手で明るい印象のある外向的な人の評判は良いはずです。
先ほども書きましたが、営業の顧客は、失敗したくない思いが強く強く持っています。
高額商品になればなる程、安心感を求めます。安心感をサポートしてくれる営業マンが求められ信頼されます。
話上手は聞き上手というように、本当に話が上手な人は自分からペラペラと喋らないものです。しかし明るくて営業に向いてると言われていた人たちは、実によく喋ります。
高額商品になる程に、顧客は営業マンに安心や信頼を求めます。人見知りでおとなしい人の方が、顧客は信頼できます。
顧客が欲しいのは、安ければいいだけではない、安心が欲しい
少しでも安いものを買いたいということではなく、安心のできるものを買いたいと思う傾向が強くあります。
こういう顧客が相手だと、軽い調子で対応していく外向的なタイプは、受け入れてもらえません。
その結果、成績が伸び悩みます。
外向的なタイプの人の場合、営業職で成功しようとした場合には、仕事の間だけでもキャラクターチェンジする必要があります。
喋りすぎをやめることです。もっともっと慎重になって、様々なケースを想定して調べて準備するようになることです。
これができれば、営業の世界で生きていけるのではないかと思います。
まとめ
もしあなたが、内向的な性格で、人と話すのは得意じゃないという人なら、ぜひ営業をやってみてほしいです。
今後、AIとロボット化で様々な仕事はなくなると言われています。
実際、その方向に環境はすでに変化を始めている。(参考:「消える職業となくなる仕事、確かに変化は進んでいる」)
会社や業種によるかも知れませんが、事務の仕事は、残念なことにもうじきなくなっていくでしょう。
技術職は、まさになくなる仕事です。(プログラミン系は別です。もっともっと伸びるでしょう)
しかし、営業は無くなりません。
訪問販売等の売り込み型の営業は無くなると思います。
「売る」という視点から、「買ってもらう」というマーケティング視点の営業は、今後も形態を変えながら残っていく仕事です。
いかにして「買ってもらう」と考えると、「広告業」と融合して発展してていくかも知れません。
このような発想の持ち方も、内向的なタイプの方が、考えやすい思考のはずです。
今後の未来は、一見すると無口で大人しい内向的な人が、主体となる時代になっていくのかも知れません。
筆者自身も「内向的」とか「暗い」とか「大人しい」とか散々言われました。
正直なところ、人前で話すのも、人と話すのも嫌でした。
しかし、その後の人生では、営業成績で、北海道1位になった。
その後も、マンションプロジェクトに関わり、一営業からプロジェクト・リーダーへと役割を変え。
現在は、小さいながらも不動産会社を経営している。
内向的で、おとなしく、暗いと言われた自分が、約40年間、営業の仕事しかしてこなかった。
実は、内向的な人ほど、営業に向いてることを、結果的に実践してきた。
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